チューイーとは
インビザライン矯正(マウスピース矯正)において欠かせないものの一つに、チューイーがあります。
チューイーは、円柱状のもの平ぺったい板状のもの最近ではアイスバーの形をしているカワイイものまでその形は様々あります。また、様々な種類のフレーバーがあるものもあります。その用途はチューイーを噛んでしっかりとマウスピースを歯にフィットさせるための補助です。歯に力をかけて歯を動かす補助にもなります。これだけ聞いても重要なのは分かると思います。
しかしながら私の経験上、インビザライン矯正治療におけるに約束事で、慣れてきたら適当になる行為 No.1 です。
チューイーはインビザライン矯正を開始する診察時に、丁寧に歯一本一本しっかりと噛むよう指導します。特別な指導が必要なければ、お口全体チューイングしても 1 分かかるかかからないかでしょうか。しかしながら、そのわずか 1 分でも治療に慣れてくると面倒臭くなり数秒でおしまいの方もいます。
ではチューイーがおろそかになるとどうなるのでしょうか。マウスピースのフィットが悪くなります。マウスピースは装着時指でしっかりと押すように指導します。その後チューイーを噛んでもらいしっかりと歯にフィットさせます。指で押し込むだけではどうしても不十分なことが多いです。チューイーを噛んで初めてアタッチメントとパチンとハマることもよくあります。
チューイーを噛む(チューイング)行為は一見地味で面倒かもしれません。ですが、矯正治療に影響するとても大切な行為なのです。
【執筆・監修者】
アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院
院長 與儀 賢(よぎ さとし)
2015年 神奈川歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
2022年 アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院 院長就任
[講習会・セミナー]
2018年 Bio progressive Study Club basic seminar
2019年 ALIASリンガルストレートワイヤー ベーシックセミナー
2020年 フジタメソッド 歯列内側矯正セミナー
2021年 インビザラインシステム導入セミナー
2022年 プロシード歯科矯正用アンカースクリュー ベーシックセミナー