矯正治療をやると良いことは何ですか?-これは初診診察(矯正相談)時によくされる質問の一つです。
今回は矯正治療の意義をいくつかお話ししていきます。
歯磨きがしやすくなる

矯正治療を考える人は少なくとも歯並びになんらかの不具合を感じていることが多いです。その中でも歯並びがガタガタしている(叢生)という主訴の人が多い印象です。歯並びがガタガタしていると、やはり歯磨きは難しいでしょう、歯が重なり合っているのですから。歯磨きが難しいと磨き残しが多くなり虫歯リスクおよび歯周病のリスクが上がります。よって歯並びは歯の健康寿命にも関わります。
歯並びを整えることで歯磨きもしやすくなりますし、矯正治療中に歯磨きの習慣を身につける人も多くいらっしゃいます。
噛み合わせが良くなる

噛み合わせが悪いままですと、食べ物を食べる能率が低いです。食べる時間が遅かったり、あまり噛まずに飲み込む人は胃腸が弱かったりします。噛み合わせが改善すると、こんなに食事が美味しいんですねと感動される人もいます。また、噛み合わせも実は歯の健康寿命に非常に影響します。負担が大きい噛み合わせは歯の寿命も短くなります。
見た目が良くなる

歯並びは見た目にも大きく関わります。例えば、良くない歯並びを気にしてあまり笑えない消極的な人などが歯並びがキレイになるとそれが自信になり笑顔が増えて積極的な性格になったり(積極的な性格が良いという意味ではありません)と性格まで変えてしまったりとその影響は大きいでしょう。そのようにQOL(生活の質)を高めることができます。
しかしながら注意点があります。矯正治療は見た目が第一ではありません。これは意外かもしれません。見た目も非常に重要な要素の一つですが、見た目が良くても噛み合わせが良くなければ全く治療の意味がありません。そこはご理解いただきたいと思います。
歯は一生もの

生涯歯が生え代わるサメがいるそうですが、人間の歯はご存じの通り一度だけしか生え変わりません。乳歯から永久歯に生え代わるのがだいたい12歳頃ですので、人生80年と考えるとそのほとんどを永久歯で過ごします。歯並びが良くなくてもしっかりと歯磨きができれば、また見た目も特に気にならなければ矯正治療は必要ないかもしれませんが、噛み合わせが良くないと歯の寿命に関わりますので、その場合は矯正治療は必要だと私は考えます。
歯科の技術も日々進歩し、入れ歯の他にインプラントなどもありますが、ご自身の歯より良いものはありません。歯は一生ものであり、健康の源である食をつかさどる歯は身体の健康にも大きく影響します。
歯のために矯正治療をおこなう、そのような選択をする人が増えています。
【執筆・監修者】
院長 與儀 賢(よぎ さとし)
2015年 神奈川歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
2022年 アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院 院長就任
[講習会・セミナー]
2018年 Bio progressive Study Club basic seminar
2019年 ALIASリンガルストレートワイヤー ベーシックセミナー
2020年 フジタメソッド 歯列内側矯正セミナー
2021年 インビザラインシステム導入セミナー
2022年 プロシード歯科矯正用アンカースクリュー ベーシックセミナー
[所属団体・学会]
日本矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会
東京矯正歯科学会





