近年、矯正治療はずいぶんと一般的になってきましたが、やんわりと知っていてもどのような治療なのか意外と知らない人も多いので今回は矯正治療について簡単に書いていきます。
歯をキレイに並べる

矯正治療のイメージで真っ先に上がるのが、歯をキレイに並べることでしょうか。もちろん矯正治療の結果歯をキレイに並べることになりますが、実はそこは第一目標ではございません。意外でしょうか?
歯並びがキレイになれば歯磨きもやり易くなり虫歯や歯周病のリスクも下がります。そして、見た目を気にしている人は歯並びがキレイになると笑顔が増えて明るくなったり(明るいことが最も良いということではありません)と性格が変わることも目の当たりにしてきました。
噛み合わせを正しくする

歯並びが良くないと噛み合わせも良くないことが非常に多いです。よって、矯正治療は実は第一に噛み合わせの改善を考えます。たまに、「私は噛み合わせはいいんで歯並びだけ治したいです」と言われたりします。しかしながら本来歯は噛むための臓器です。歯並びだけ良くなってもしっかりと噛めなければご飯をスムーズに食べられないですし、それが原因で他の臓器に影響を及ぼして健康を害することもあります。よって、矯正治療は噛み合わせを正しくするために歯をどう動かしていこうかと考えます。噛み合わせは矯正治療の要だと私は考えます。
噛み合わせを改善すると歯はキレイに並びます。でもその逆で、歯をキレイに並べたら正しく噛むのかといったら全く違います。よって、噛み合わせは非常に大切なのです。
ワイヤー矯正

では歯を動かしていくその手段はどのようなものがあるのか。
まずは歯科矯正学を作り上げたワイヤー矯正があります。歯一本一本にブラケットと呼ばれる装置をくっつけていき、そのブラケットにワイヤーを通してしばります。そのワイヤーの力で歯が動いていくという具合です。ワイヤー矯正は基本的に月に一回ドクターがその場で判断し調整して歯の動きをコントロールするので、決められた間隔でクリニックにご来院していただくことが非常に重要です。
インビザライン(マウスピース矯正)

次にインビザライン(マウスピース矯正)です。新しい治療法という認識かと思いますが、こちらも実はもう四半世紀の歴史がある治療法となってきました。以前はワイヤー矯正に劣ると言われていましたが、今はワイヤー矯正に遜色なく治療できるレベルまで改良されてきました。マウスピース矯正は様々なメーカーがたくさん参入しておりますが、現状インビザラインが最も安心できて治療結果も間違いないと思います。
インビザラインは、患者さまによってマウスピースの枚数は違いますが、マウスピース一枚一枚を丁寧に使っていって歯を動かしていく治療ですので、患者さまご自身がドクターの指示通りしっかりとご使用いただくというのが非常に重要です。
【執筆・監修者】
院長 與儀 賢(よぎ さとし)
2015年 神奈川歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
2022年 アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院 院長就任
[講習会・セミナー]
2018年 Bio progressive Study Club basic seminar
2019年 ALIASリンガルストレートワイヤー ベーシックセミナー
2020年 フジタメソッド 歯列内側矯正セミナー
2021年 インビザラインシステム導入セミナー
2022年 プロシード歯科矯正用アンカースクリュー ベーシックセミナー
[所属団体・学会]
日本矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会
東京矯正歯科学会




