保定・リテーナーの重要性

インビザライン専門の矯正歯科|アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院

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保定・リテーナーの重要性

矯正治療

後戻りの防止

矯正治療は大きく分けますと、歯を積極的に動かす期間と歯を動かさない期間に分けられます。

その歯を動かさない期間を保定期間といいます。歯を動かして綺麗に並べ噛み合わせを作ったらそれで終わりではなく、今度はその綺麗に並んだその場で歯を安定させるという治療が始まります。治療と言いましても、取り外し式の装置を患者さまに使っていただくだけです。その装置のことをリテーナーといいます。

歯を動かして綺麗に並び噛み合わせをしっかりと作ってあと、リテーナーを使わないとあっと言う間に動いてしまいます。後戻りとは言いますが、本当に元に戻るわけではなく、勝手に動いてしまうというわけです。例えば、歯が捻じれたり傾いたりして隙間ができてしまったりして噛み合わせも見た目も悪くなったりします。たった1日2日でそうなることもあります。よって、そのようにならないように綺麗な状態の歯並びで安定させるためにリテーナーを使っていただきます。

リテーナーの使用時間と使用期間

ドクターによって指示するリテーナーの使用時間に多少の違いはありますが、リテーナー使用開始間もない頃は可能な限り長く使った方がいいでしょう。まだまだ歯が安定していないからです。使用開始してから半年ほどが経ち、問題なくリテーナーが使えていると段々使用時間を減らすことができます。具体的に言うと半日程度の使用に減らすこともできます。リテーナーは最低限 2 年間は使います。そうしないと歯が安定しにくいからです。したがいまして、2 年目以降は就寝時のみの使用でいいですよとなっていきます。よってリテーナーの負担はそこまで大きくないと思います。

リテーナーはいつまで使うの?

先ほども書きましたが、最低限 2 年間はご使用いただかないと歯が安定せずに動いてしまいます。では 2 年経ったらそれで終わりですか?とよくご質問されますが、おススメとしましては 3 年目以降も就寝時のみでいいのでお使いになることです。理由は、動いてしまうからです。あれ?2年経ったら動かないのでは?と思ったかと思います。そうです。実は 2 年間リテーナーをしっかりと使って後も歯は動く可能性はあるのです。なぜか?それは矯正治療してない人も歯は動くからです。ようするに、矯正治療してるしてないに関わらず、歯は加齢とともに動いていきます。しかしながら長期的に見てです。ジワジワと動きます。10年20年少しずつ動きます。それは皆さん同じ条件です。それさえも嫌だと、せっかく矯正治療頑張ったので綺麗な歯並びを保ちたいというのでしたら、就寝時のみでいいのでずっとずっと長くリテーナーをお使いいただくことをおススメいたします。

【執筆・監修者】

アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院
院長 與儀 賢(よぎ さとし)
 2015年 神奈川歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
 2022年 アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院 院長就任

[講習会・セミナー]
 2018年 Bio progressive Study Club basic seminar
 2019年 ALIASリンガルストレートワイヤー ベーシックセミナー
 2020年 フジタメソッド 歯列内側矯正セミナー
 2021年 インビザラインシステム導入セミナー
 2022年 プロシード歯科矯正用アンカースクリュー ベーシックセミナー

[所属団体・学会]
 日本矯正歯科学会
 日本舌側矯正歯科学会
 東京矯正歯科学会

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