矯正治療の費用は安くなってきている！？

一昔前、矯正治療と言えばワイヤー矯正一択という時代、治療費はとても高額でした。
しかしながら、ここ10年くらいでしょうか。日本でもマウスピースによる矯正治療（インビザライン）が普及してきて、それにともない治療の質も向上してきて一気に広がりました。そのマウスピースによる矯正治療（インビザライン）は、言わばその矯正システムの利用料的なものが発生します。したがいまして、基本的にはワイヤー矯正よりも更に高額になります。
しかしながら近年、ローコストマウスピース矯正なるサービスがたくさん出てきました。文字通り、低価格のマウスピース矯正です。月々¥2,000～、治療期間3か月～などSNSでよく見かけますね。どうしてそんなに安いのでしょうか？どうしてそんなに早いのでしょうか？

ローコストマウスピース矯正（低価格マウスピース矯正）の実際

ローコストマウスピース矯正は、患者様がドクターに診てもらう機会がとても少ないと聞いたことがあります。そしてそのドクターも矯正歯科専門ではない場合もあるとのこと。他の診療科でもドクターにほとんど診てもらわない科はなかなか思いつきませんし、もし私が患者だったら不安になるでしょう。矯正歯科も医療です。矯正歯科専門のドクターに診断（治療計画の立案）してもらい、毎回しっかりと診てもらう（チェックしてもらう）ことは、非常に大切な事だと私は思います。
また、治療期間（歯を積極的に動かす期間）は患者様によって全然違います。一般的には、歯を抜かない場合で1年半～2年、歯を抜く場合で2年～2年半です。ただし、部分矯正の場合ですと3か月～というのもあり得るでしょう。

インビザラインとの比較

ローコストマウスピース矯正は、前歯に特化した部分矯正であることが多いです。部分矯正は、多くの場合、妥協した治療となることが多いです。嚙み合わせは作れなかったり、歯と歯の間をたくさん削らないといけなかったり、奥歯は動かすことができなかったり…。もちろん、それを望んでいるのでしたら、上記を納得の上で治療を受けるのもいいと思います。
インビザラインはお口全体の治療も部分的な治療も全ておこなえます。また、最近始まったサービスでもありません、マウスピース矯正のパイオニアです。世界的にも今や1300万人の治療実績があります。現時点では、私はマウスピース矯正においてインビザライン一択だと考えています。