ホワイトニングの種類
ホワイトニングと言っても実は一つではありません。
大きく分けて 2 種類あります。
それぞれのご説明からしていきます。
オフィスホワイトニング
クリニックでおこなうホワイトニングのことです。
特徴としましては、使用する薬剤の濃度が高くその日のうちに歯が白くなるホワイトニングです。
イメージとしましては、歯の表面を高濃度の薬剤でササっと漂白する感じでしょうか。
よって副作用の凍みることが比較的出やすいのもオフィスホワイトニングとなります。
また、処置後24時間は非常に着色し易いので、食べ物や飲み物にはとても気をつけないといけません。
しかしながら、その日のうちに結果が出ますので、急いでいる方にはおススメのホワイトニングです。
ホームホワイトニング
文字通り、お家で(クリニック以外で)おこなうホワイトニングです。
こちらは患者さまご自身で薬剤をご使用いただきおこなうタイプとなります。
その特徴としましては、薬剤の濃度がオフィスホワイトニングで使用する薬剤よりも低濃度ということです。
低濃度ですので60分から90分ほど長く使用していただきます。(使用時間は薬剤のメーカーにより異なります)
イメージとしては、長く使用して歯の表面より深く浸透させ、より深部から徐々に白くしていく特徴があります。
よって、一回で劇的に変化があるわけではなく、一週間から二週間繰り返し使用することで徐々に徐々に深部から白くしていく感じです。
薬剤も低濃度なので凍みにくく、歯の表面よりも深部から漂白されますのでオフィスホワイトニングよりも後戻りもしずらいと言われています。
クリニックになかなか行けないお忙しい方や隙間時間を有効利用したい方におススメです。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方をおこなうホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングでその日のうちに歯の表面を白くし、ホームホワイトニングを繰り返しおこないより深部まで白くする。
デュアルホワイトニングのイメージとしては、歯の表面とその深部も白くなり後戻りもしずらい言うなればオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良いとこ取りということになります。
歯の白さをできる限り長く保ちたい!という方におススメです。
インビザラインとの相性
実は相性はとてもいいんです!
ワイヤー矯正だと歯の表面に装置をつけますので、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングともにおこなうことは難しいです。
インビザライン(マウスピース矯正)は、取り外しが可能ですのでオフィスホワイトニングが可能ですし、ホームホワイトニングに関しましてはインビザラインが薬剤を入れるトレーの代わりとして使えますので、矯正治療と並行しておこなえます。アタッチメント(歯の表面につける突起)があるからできないという意見もございますが、メーカーさんも浸透して白くするからアタッチメントは問題ないと言っていますし、前歯はアタッチメントがつかなかったり、ついても小さかったりするのであまり影響はないかと思います。
矯正治療中はいつできる?
先ほど書きましたが、インビザラインとホワイトニングは相性がいいのでいつでもおこなえますが、アタッチメントが気になるという方もいます。
アタッチメントが気になる方がホワイトニングをおこなう時期としては、アタッチメントが少なくなる傾向にある矯正治療の後半もしくはアタッチメントを全て除去する治療後(リテーナー使用時)がおススメです。
歯並びと噛み合わせを整え、歯も白くするとなお一層素晴らしい笑顔になれると思います!
【執筆・監修者】
アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院
院長 與儀 賢(よぎ さとし)
2015年 神奈川歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
2022年 アラインクチュールデンタルオフィス 東京銀座院 院長就任
[講習会・セミナー]
2018年 Bio progressive Study Club basic seminar
2019年 ALIASリンガルストレートワイヤー ベーシックセミナー
2020年 フジタメソッド 歯列内側矯正セミナー
2021年 インビザラインシステム導入セミナー
2022年 プロシード歯科矯正用アンカースクリュー ベーシックセミナー
[所属団体・学会]
日本矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会
東京矯正歯科学会